単線型人事フレームとは
単線型人事フレームとは、キャリアパスの一種であり、単線的(一方向のみ)な等級や役職の上がり方を指す。多くの単線型では、入社後に社員全員が管理職を目指すコース設計を取られているため、管理職を目指すかどうかにより、キャリアパスの上流に上がれるかどうかが決まる。1つのコースしか存在しないため、運用が容易であるメリットがある一方、社員の能力・意向に沿うキャリアパスを実現できないため、社員のモチベーションの低下・機会損失が発生しやすいデメリットがある。
タナベコンサルティングとしては、自社のパーパスやビジョンを実現できる社員を育てるために、どのようなキャリアパスが必要なのかを十分に精査した上で、適切なコース設計することを推奨している。
対義語として、複線型人事フレームがある。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフコンサルタント山本 幸生
人材業界にて、製薬・食品・化学業界から公的機関・大学まで、約100社の採用課題の解決支援を行う。また、マネジャーとして、業務オペレーション改革を実施したのち、当社に入社。「社員全員が満足して働ける会社づくり」を信条に、企業成長と社員満足度向上の両立を目指したコンサルティングを行う。
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