モデル年収(理論年収)とは
モデル年収(理論年収)とは、企業に1年間勤めた際に得られる年収の概算額を指す。理論年収とは月給、賞与、固定残業代、各種手当など、支給額がある程度決まっている項目の合計である。
そのため、個人により支給額の異なる残業代や通勤交通費などは理論年収に含まれない。理論年収の計算式は以下の通りである。
理論年収=(基本給+固定残業代+各種手当+インセンティブなど)×12カ月+前年度の平均賞与額
人事制度設計においてまずは賃金ポリシー(理念)を設定した上、給与の原資から等級や年次ごとのモデル年収を想定する。
理論年収が決定した後は、基本給のレンジや手当など、何に対して賃金で報いるかを落とし込んでいくことが重要である。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフコンサルタント柴田 貴也
大手人材派遣会社にて採用支援・人材育成事業に従事。その後新規事業の立ち上げで飲食・宿泊事業の責任者として従事した後、当社へ入社。「社員がイキイキと働き、主体的に取り組む組織作り」を信条のもと、戦略的な人事コンサルティングを行っている。
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