組織風土とは
組織風土とは、無自覚に浸透している価値観や思想のことである。これまで組織が積み重ねてきた経験を基に無意識下で作り上げられたものであるため、頻繁に変化しないことが特徴である。
似た言葉として、組織文化が挙げられる。組織文化は「意識的継続的に育んでいる価値観や思想」を指し、組織の意志により意図的に作られるものであるため、混同されないように注意されたい。
組織風土は過去の積み重ねから醸成されるため、良い面・悪い面の両面が存在することが多い。しかし、風土の良し悪しに一喜一憂するのではなく、現状の風土を把握することが大切である。風土を把握することで、現状とあるべき姿のギャップを認識し、その差を埋めるための行動をとることがが可能となる。
タナベコンサルティングでは、定期的にエンゲージメント(組織エンゲージメント+仕事エンゲージメント+カルチャー)を調査することで、組織の実態を定点観測し、組織改善へとつなげることを推奨している
この用語解説をしたコンサルタント

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフコンサルタント山本 幸生
人材業界にて、製薬・食品・化学業界から公的機関・大学まで、約100社の採用課題の解決支援を行う。また、マネジャーとして、業務オペレーション改革を実施したのち、当社に入社。「社員全員が満足して働ける会社づくり」を信条に、企業成長と社員満足度向上の両立を目指したコンサルティングを行う。
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