人事・経営用語集

ダイナミックケイパビリティとは

ダイナミックケイパビリティとは、「正しいことを行う力」のことであり、自社を取り巻く社内外の環境変化やトレンドを踏まえて、自社を力強く変革していく能力を指す。
デイヴィッド・J・ティース氏はダイナミックケイパビリティを以下3つの能力に分類することができると提唱している。


1.感知(センシング):環境変化によって生じるリスクや脅威などの機会(状況)を感知する力
2.捕捉(シージング):感知で発見した機会に対して、自社の経営資源を再構成する力
3.変容(トランスフォーミング):新しい条件のもと、競争優位を確立するために、組織を再編し変革していく力


ダイナミックケイパビリティと類義語にオーディナリーケイパビリティがある。
タナベコンサルティングでは、オーディナリーケイパビリティ(通常能力)とダイナミックケイパビリティ(自己革新力)それぞれに切り分けて、自社の現状把握および、強化に取り組むことを推奨している。

この用語解説をしたコンサルタント

浜西 健太

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部 エグゼクティブパートナー

浜西 健太

「誰もが幸せに働ける会社を生涯かけて追求する」をポリシーに、組織・人事に関するプロフェッショナルとして多くのコンサルティングを展開。 特に、経営者へのコーチングが高い評価を得ている。 クライアントのステージに合わせた人事制度設計および組織開発を通して、エンゲージメント向上と売上倍増へと導いた経験を多く持つ。

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