人事・経営用語集
ダイナミックケイパビリティとは
ダイナミックケイパビリティとは、「正しいことを行う力」のことであり、自社を取り巻く社内外の環境変化やトレンドを踏まえて、自社を力強く変革していく能力を指す。
デイヴィッド・J・ティース氏はダイナミックケイパビリティを以下3つの能力に分類することができると提唱している。
1.感知(センシング):環境変化によって生じるリスクや脅威などの機会(状況)を感知する力
2.捕捉(シージング):感知で発見した機会に対して、自社の経営資源を再構成する力
3.変容(トランスフォーミング):新しい条件のもと、競争優位を確立するために、組織を再編し変革していく力
ダイナミックケイパビリティと類義語にオーディナリーケイパビリティがある。
タナベコンサルティングでは、オーディナリーケイパビリティ(通常能力)とダイナミックケイパビリティ(自己革新力)それぞれに切り分けて、自社の現状把握および、強化に取り組むことを推奨している。