SERVICE

[マネジメントDX] 建設業 原価管理・原価マネジメント
コンサルティング

建設業におけるコスト最適化、利益率向上につながる原価管理の仕組み化をサポートします。

建設業 原価管理・原価マネジメントコンサルティング

工事における原価を見える化し、
経費削減・収益増加による「経営の適正化」を実現

なぜ今「原価管理」「原価マネジメント」なのか

新型コロナウイルスからの回復途上において発生したウクライナ紛争は、原材料やエネルギー価格の高騰など、世界的な景気後退局面を招く事態を引き起こしました。
世界経済は大きな変動を経験し、企業経営も再構築が求められています。業績の二極化や不確実な国際情勢、マーケットの急激な変化により、従来の方法では対応が難しくなりました。これからの経営にはリーダーシップを発揮し、社会課題を解決するためのアップデートが必要です。


企業は社会に貢献し続けるために、利益を確保し、事業を継続することが重要です。利益があるからこそ、困難な状況でも創意工夫が生まれ、社員の雇用も守られます。また建設業などでは労働時間を削減しながら生産性を向上させるために、新しい技術や仕組みの導入が求められています。


なぜ今「原価管理」「原価マネジメント」なのか
リスクに対応できる収益基盤の構築
リスクに対応できる
収益基盤の構築
我々の本分は、「事業で社会に貢献すること」である。
そして、事業を継続して社員の雇用を守るためには、利益が必要である。また、利益を追求するからこそ、困難の中でも創意工夫が生まれる。
建設業就業者数は減少傾向にある中での生産性改革
建設業就業者数は
減少傾向にある中での
生産性改革
現場単位での『本格的な働き方改革』が求められ、いかに労働時間を減らし、出来高を上げるか、
「i-Construction」が注目されているように、新しい技術や仕組みの導入で生産性を上げる。

インフレ基調では単価と回転率の向上が、デフレ基調では原価の管理が利益獲得の鍵となり、特にPL(損益計算書)において最も大きな割合を占める「原価」を効果的にコントロールすることが、最適な解決策とされています。


タナベコンサルティングでは、原価の最適化を図り、収益性を向上させ、経営の安定性を確保し、持続可能な成長を実現するための基盤の構築を支援します。

建設業 原価管理・原価マネジメントコンサルティングとは

原価管理・原価マネジメントコンサルティングは、建設業界に特化した原価管理・原価マネジメントのシステム化を実現するコンサルティングサービスです。コストを最適化し、利益率の向上を目指します。
タナベコンサルティングの経験豊富なコンサルタントが、材料費から労務費までの詳細な分析を行い、無駄を削減。さらに、効果的な予算管理とコスト削減策を提案します。

表面的な原価分析で終わらせない

表面的な原価分析で
終わらせない

原価(材料費、労務費、経費)を業務フロー、作業分析、管理方法などのあらゆる視点から調査し、現場の「今」の課題を洗い出す

コストダウン&付加価値アップの目線を外さない

コストダウン&付加価値アップの
目線を外さない

タクトタイム(TT)で全工程を行い、リードタイムの短縮によって「総合生産性」を向上させるだけでなく、品質、サービス、提供価値を上げる業務基盤を構築する

収益直結型の原価マネジメントに妥協しない

収益直結型の原価
マネジメントに妥協しない

社内チームを編成し、現場から会社全体で「原価企画」「原価維持」「原価改善」に取り組み、高収益な企業体質を作り上げる

建設業 原価管理・原価マネジメントコンサルティングの全体像

徹底的な現状調査・現場調査により、収益構造上の課題把握を把握。最適な改善の方向性を検討し、ボトルネック工程となる実際の改善実行から社内での定着までサポートいたします。


建設業 原価管理・原価マネジメントコンサルティングの全体像 建設業 原価管理・原価マネジメントコンサルティングの全体像

建設業 原価管理・原価マネジメントコンサルティングのポイント

実⾏予算体制の確⽴
  • ❶原価管理フローの確⽴
  • ❷物件別原価管理の強化
  • ❸現場監督向け教育強化
  • コスト競争で優位に⽴つ体質の構築
  • 現場監督の1⼈1⼈のマネジメント能⼒を鍛える
原価コントロール
  • ❶コスト構造の設定
  • ❷発注管理
  • ❸原価管理意識の向上
  • コスト構造分析から収益基盤の改善を図る
  • 原価マネジメントの徹底による利益追求体制をつくる
協⼒業者との
パートナーシップ
  • ❶購買⽅針の確⽴
  • ❷協⼒業者への教育・採⽤サポート⽀援体制の確⽴
  • ❸協⼒会再構築(協⼒業者会の⽴ち上げ)
  • 協⼒会社を共に原価低減を図るパートナーと位置付ける
  • プロフェッショナル同⼠で切磋琢磨し、技術⾰新を図る
現場業務の効率化と
原価マネジメントシステム化
  • ❶現場監督の業務内容再構築
  • ❷現場サポート室の⽴ち上げ
  • ❸事務業務の削減
  • 疲弊する現場監督の業務負担を軽減する
  • システムの導⼊
    (脱エクセル管理)

フェーズ1.課題認識

現場への同行・インタビュー及び資料の分析より


  • ①収益構造改革ターゲット科目の設定(数字で押さえる)
  • ②業務の流れ分析(改善すべき点を流れで押さえる)
  • ③時系列分析(改善すべき点を時系列で押さえる)
    を行い、現状報告及び改善案の提示を行います。

改善策の提案時には、原価コストダウンの目標についても検討を行い、最終的な成果目標の目線を合わせます。

業務プロセス分析イメージ

フェーズ2.設計・構築・実行

現場責任者を巻き込んだワークチームを組成し、数値に基づく改善計画の立案(Plan)・計画に基づいた改善の実行(Do)・実行結果の検証と是正処置(Check・Action)を行い、原価マネジメントの「成果」を一気呵成に進めます。

1.実行予算体制の確立
コスト競争で優位に立つ体質を構築し、
現場監督の1人1人のマネジメント能力を鍛える

①原価マジメントフローの確立
  • 1.全部門の横断業務フローの整理による、ネックポイントの洗い出し
  • 2.営業・設計・経理までを含めた業務フロー再構築
②物件別原価マネジメントの強化
  • 1.当初予算と実績の徹底比較によるコストダウン促進
  • 2.タイムリーな集計と進捗の見える化による原価圧縮対策
③現場監督向け教育強化
  • 1.実行予算管理教育の実施
  • 2.成功事例の水平展開

2.原価コントロール
コスト構造分析から収益基盤の改善を図り、
原価マネジメントの徹底による利益追求体制をつくる

①コスト構造の設定
  • 1.事業別・部門別のコスト構造分析
  • 2.ライバル比較の実施
②発注管理
  • 1.外注費の詳細項目毎に発注点を決め、全社ルールを設定する
  • 2.発注コントロールの強化
③原価マネジメント意識の向上 
  • 1.工事日報の管理で進捗確認を徹底する
  • 2.現場別コストの見える化

3.協力業者とのパートナーシップ体制再構築
協力会社を共に原価低減を図るパートナーと位置付け、
プロフェッショナル同士で切磋琢磨し、技術革新を図る

①購買方針の確立
  • 1.単価表の見直し・再設定
  • 2.商品別、地区別の資材費、材料費の見直し・再設定
②協力業者への教育・採用サポート支援体制の確立
  • 1.経営資源が乏しい協力会社へのサポート
  • 2.施工進捗・原価の検討会の実施(重要工事)
③協力会社再構築(協力業者会の立ち上げ)
  • 1.主協力業者とのQCサークルの実施
  • 2.工程短縮、技術革新プロジェクトの推進

4.現場業務の効率化と原価マネジメントシステム化
疲弊する現場監督の業務負担の軽減を目的に、
原価管理システムを導入し、脱エクセル管理を実現

①現場監督の業務内容再構築
  • 1.業務の棚卸し
  • 2.現場監督のコンピテンシー作成と定着
②現場サポート室の立ち上げ
  • 1.積算、数値集計業務などのサポート
  • 2.情報の共有化とノウハウの横展開
③システムの導入の検討
  • 1.ITツールの現場目線での選定
  • 2.入力業務の簡素化

建設業 原価管理・原価マネジメントコンサルティングのプロジェクト推進体制

改善目標を固めた段階で、原価管理プロジェクトの推進体制を決め、全社改善の組織とし、経営トップへの定期的な報告を行います。
(タナベコンサルティングはトップ報告とプロジェクト推進支援を行います。)


建設業 原価管理・原価マネジメントコンサルティングの成功事例

建設土木会社A社

設土木会社A社
設土木会社A社の工事原価率改善事例

建設土木会社Aは、マネジメント体制の抜本改革と利益体質づくりに取り組みました。

具体的な実施要項としては、工事利益を5%アップさせるため、現場代人の仕事の進め方やスケジュール管理、実行予算管理の徹底、情報共有とノウハウの横展開を行い、生産性指標に基づく人員配置と体制を確立。
また、現場代理人が予算を組むルールを作成し、勉強会を実施。さらに進捗管理の徹底による利益追求と、改善マネジメントで原価実績を検証し、ノウハウとして蓄積・反映させていくことで組織としての利益体質づくりを進めました。
結果、工事原価率は改善前の77.6%から72.4%と5.2%の改善を達成いたしました。

住宅会社B社

住宅会社B社
住宅会社B社の工事原価率改善事例

住宅会社B社は、工事原価の管理体制構築、また、原価マネジメントの精度を上げるために週1回の「利益会議」開催に取り組みました。

具体的な実施要項としては、実行予算、目標発注金額、実際の発注金額で管理し、検証・改善を実施。原価低減のために施工単価の交渉や工程管理を強化し、毎週の「利益会議」で現場管理部門と1物件毎に進捗を検証。会議の場では進捗状況や完工率を確認し、目標発注金額を設定して原価低減を図りました。また、各工事の発注金額差異が±5%、±10万円の場合、詳細を明記することを義務付けるように設定。
結果、工事原価率は改善前の81.7%から73.2%と8.5%の改善を達成いたしました。

FAQ

支援の依頼から成果が出るまでの期間はどのくらいになるのでしょうか?
貴社のご状況に合わせて対応いたしますので、まずはお問合せください。
プロジェクトの進行状況、成果状況の報告はどのように行われますか。
毎月のプロジェクト戦略ミーティング内、もしくは別途トップマネジメントへ進捗・成果報告をさせていただきます。
原価管理に関して、詳しい担当者がいないのですが、大丈夫でしょうか?
支援のスタイルとして、推進の伴走をします。過去の経験や実績なども踏まえながら、弊社主導で積極的にご提案をしながらマーケティングを進めていくケースの方が多くなっていますので、ご安心ください。
建設業において、原価管理を実施することでどのようなことが改善につながりますでしょうか?
現状の建設現場の状況を徹底的に細かく分析し、改善を図ることで成果として原価率の改善、利益率の向上につながります。
建設業における原価管理への取り組みは、どのような企業規模の会社で実施件数が多いのでしょうか?
大手から中小企業まで多様な規模の企業様にご相談いただいています。
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TANABE CONSULTING

タナベコンサルティンググループは「日本には企業を救う仕事が必要だ」という
志を掲げた1957年の創業以来、66年間で大企業から中堅企業まで約200業種、
17,000社以上に経営コンサルティングを実施してまいりました。

企業を救い、元気にする。私たちが皆さまに提供する価値と貫き通す流儀をお伝えします。

コンサルティング実績

  • 創業 66
  • 200 業種
  • 17,000 社以上