人事・経営用語集

高度プロフェッショナル制度とは

高度プロフェッショナル制度とは、特定の高度な専門職に従事する労働者を労働時間規制の対象外とする制度を指す。
この制度の導入背景には、成果で評価される働き方を推進し、労働生産性を向上させる狙いがある。
制度を導入するには、①高度な専門性が求められる業務に従事している ②一定の年収要件(現行では1,075万円以上)という2つの条件を満たす必要がある。
この高度プロフェッショナル制度を導入するメリットとして、労働時間に縛られず柔軟な働き方が可能となり、成果を重視した評価が行える点が挙げられる。
一方で、長時間労働の助長や健康管理の懸念といったデメリットも指摘されており、導入には慎重な検討が求められる。
タナベコンサルティングでは、対象者の業務内容や成果指標を明確化し、適切な評価制度や健康管理体制を整備することで、制度のメリットを最大化しつつリスクを最小化することを提唱している。

この用語解説をしたコンサルタント

中村 凜太郎

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
コンサルタント

中村 凜太郎

製造、飲食、IT業界など、幅広い業種・業界に対して、MVV策定・教育制度設計など経営戦略に基づいた人事制度の構築支援を行っている。「採用」「育成」「活躍」「定着」の4つをバランスよく取り入れた戦略人事の構築と、クライアントに寄り添うコンサルタントを目指して日々業務に励んでいる。

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