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イグジットインタビューとは

イグジットインタビューとは退職予定の社員に対して行うヒアリング(面談)のことを指す。
基本的には人事担当者や外部機関が本人と面談を行い、退職理由や会社・組織に対する率直な意見をヒアリングし、会社・組織の改善に繋げることを目的とする。
退職の意思表示をしてすぐに実施するのではなく、主な退職手続きが完了したタイミングもしくは退職直前に実施すると本人の気持ちも落ち着いており、有益な情報をヒアリングしやすい。
イグジットインタビューでは主に①具体的な退職理由 ②企業・組織における良い点 ③企業・組織における改善点 ④転職先を選んだ理由をヒアリングすることで、自社の強みは伸ばしながら自社に足りない点や改善点を把握することができる。
また具体的な退職理由を人事部で把握しておくことによって、退職者の傾向を分析を通じて表面的ではなく真因を掴むことができ、結果として退職率の改善に繋げることができる。
イグジットインタビューを実施するメリットは2点あり、1点は既存社員のエンゲージメント向上・退職率改善、もう1点は退職者との関係性構築である。
1点目の既存社員に対しては前述のとおり、退職者からの情報を元に会社・組織の改善に繋げることで既存社員のエンゲージメントが向上することや、退職の真因へのアプローチを行うことで退職率の改善に繋げることができる。
2点目の退職者に対しては、インタビューを実施することで最後に「自身の考えや意見を真摯に受け止めてくれた」というポジティブな印象を持つことができ、企業と個人の関係性は良い状態で退職を迎えることができる。そのことにより、企業口コミサイトへの悪評書き込みの防止や、"社員の意見を聞く企業である"というブランディング、企業のアルムナイを導入している企業においては社員が戻ってくる可能性も高まる。
タナベコンサルティングでは退職という企業にとってはネガティブな事柄に対しても、経営層や人事責任者・管理監督者が中心となって、イグジットインタビューに対して理解を示し、企業価値向上に向けた組織的な施策として展開していくことを推奨している。

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