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他の企業とかぶらない!SNSマーケティング成功事例のご紹介

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いまや誰もが日常的に利用しているSNS。エンドユーザーのSNSへの感度も高まっています。そんな中、他の企業とかぶらない、SNS活用をしている企業の成功事例をご紹介します。

ターゲットを明確化したSNSマーケティング #1

他の企業とかぶらない独自性でファンを獲得する

UHA味覚糖「e-maのど飴」公式Instagram

UHA味覚糖「e-maのど飴」公式Instagramでの事例をご紹介します。

大阪に本社のある、お菓子メーカーUHA味覚糖のロングセラー商品である「e-maのど飴」に特化した公式Instagramはターゲットを女性と明確化しています。「全ての女性を応援する」「女性がより誇りをもって働く世の中に」というコンセプトのもと、可愛いイラストとともに働く女性が「へえ~」となる情報を定期的に投稿しています。

「e-maのど飴」に関する情報やキャンペーン情報もはさみながらも、働く女性にアンケート調査した結果や、UHA味覚糖で働く女性にインタビューをしたり、仕事のことだけでなく、休暇での過ごし方や恋愛に関することまで幅広い内容の投稿をしています。「エンドユーザーである女性を応援する」というブレない姿勢がエンドユーザーに刺さり、新規ファンの獲得に繋がっているSNSマーケティング事例です。

一見、ターゲットを絞ることはデメリットもあるように感じられますが、明確化することにより、ターゲットに対して有効な情報の投稿を続けられるので、フォロワーの満足度も高く、アカウントへの興味も高い状態で投稿を見ていただけています。四コマ漫画を使用したり、見出しで次が気になる書き方など、アカウントの滞在時間を長くする工夫もありますので、他の企業の参考になるSNSマーケティングの手法がたくさん詰まったアカウントになります。

「e-maのど飴」公式Instagram

ターゲットを明確化したSNSマーケティング #2

ミニドラマを活用して購買につなげる仕掛け

大塚製薬「Fibe-Mini」公式SNS(X・Instagram・TikTok)

大塚製薬「Fibe-Mini」公式SNSでの事例をご紹介します。

大塚製薬のおなかの調子を整える食物繊維飲料として特定保健用食品の許可を取得している「Fibe-Mini」に特化した公式SNSのターゲットとして、仕事を頑張る社会人と明確化しています。「社会人センイ向上大作戦」というキャッチフレーズのもと、社会人あるあるのエピソードで主人公がどう乗り切るのかをミニドラマ化して発信されています。「Fibe-Mini」の繊維と社会人としての戦意をかけ合わせて、「センイ喪失は、ふいにやってくるから 自分のセンイは自分でアゲないとね」というワードで締めくくるのがお決まりで、約2分間でサクッと見られるのもエンドユーザーに響きやすいポイントです。

こちらも「Fibe-Mini」に関するキャンペーン情報も動画の最後にはさんでおり、LINEで応募できるキャンペーンを実施し、ターゲット層が気軽に応募しやすいような配慮もあります。ミニドラマにエピソードとして出てくる社会人あるあるが、エンドユーザーのたくさんの共感を生みました。本当のドラマのような告知活動をタレントが行い、ドラマへの期待感も高まる仕掛けで、Season2まで発信されている人気ぶりです。

「Fibe-Mini」公式TikTok

短い時間で簡潔に物事を見て判断したい、タイパ(タイムパフォーマンス)を気にしているターゲットに大きな効果のあったSNSマーケティング成功事例になります。自分の食生活と比べて、食物繊維が足りていないことがとても分かりやすく、「Fibe-Mini」を飲むことで食物繊維を補填できるという思考になります。エンドユーザーになぜこの商品を選ぶのかを把握してもらった上で購買に繋げられ、エンドユーザー自身に選んで買っていただくことができる構造で、理想的なSNSの使い方です。

最後に

幅広いターゲット層に認知拡大していくために、SNSを活用する企業が多い中、狙いたいターゲットを明確化した情報発信をSNSで行うことで、エンドユーザーに押し売りと感じさせず、自分自身で買うことを選んで使っていただき、その企業の商品のファンになるという自然なプロモーションが成立します。

プロモーションの施策の一つの戦略として、参考にしていただき、今後もSNSを活用していきましょう。

AUTHOR著者

タナベコンサルティング
ブランド&PRコンサルティング事業部
ゼネラルパートナー

渡辺 小百合

常に情報を収集し、世の中に影響を与えられる企画・グッズ製作を目指し、クライアントの販促プロモーションをサポートしている。 主に、BtoC企業を対象とした教育機関関係のデザイン企画提案に従事。 販促プロモーションを通して、クライアントの価値向上や課題解決に貢献することができるよう力を注ぐ。

渡辺 小百合
ブランディングに関する相談会

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CONSULTATION 相談会

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