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経営に「インパクト」を与える広報戦略

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企業のブランディング戦略に沿ったPR戦略を策定し、企業価値向上に向けた「経営機能」としてPR活動を推進しよう

PR/広報活動は日々進化している

"一方的な"情報発信は効果が出ない時代

「AIサービス」がより私たちの生活に身近になってきた現代において、企業が自社の魅力を発信するブランディング・広報活動もアップデートが求められています。また、SNSの発展やメディアを取り巻く環境も、日々進化が続いています。特に2025年においては、政治を中心にSNSが社会を動かした(とされた)事象も増え、SNSによる情報の民主化が進む中で、新聞・雑誌・テレビ・ラジオといった、インターネット登場以前からある従来型のマスメディアは「オールドメディア」とも呼ばれ、新語・流行語大賞にトップ10入りも果たしました。

まさに今、情報発信の仕方が問われていると言っても過言ではありません。とはいえ、流行とその時のブームに合わせて発信をすることが、適切とはいえません。

ポイントになるのは、PR/広報活動における社会の時流と進化に真摯に向き合い、自社がステークホルダーに伝えたいコアな部分(ブランドコアコンピタンス)を、広報戦略へ適切に落とし込み、コミュニケーションを取ることができるかだと考えます。PR/広報活動は、「経営活動」の重要なピースの1つとして取り組むことが求められています。

その発信に"ストーリー"はありますか?

届けたい先の想いを汲んだストーリーが共感を呼ぶ

PR/広報活動をする上で陥りがちなのが、自社の商品・サービスの「機能」や「スペック」ばかりを訴求してしまうことが挙げられます。マーケティング・広報担当者にとって、このような発信内容になるのは当たり前なことではありますが、それではなかなか伝えたい相手の注目を集めることができません。

実際に、発信活動を行っているものの思うような反応を得られず、発信活動そのものに疑問を感じている方も少なくないのではないでしょうか。発信を続けるにあたり重要なのが、その発信に「ストーリー」を持たせ、伝えたい相手の感情に訴えかけ、共感を呼ぶストーリー性です。

具体的には、「機能的価値+情緒的価値」を組み合わせ、その発信内容にストーリーを持たせることがポイントです。

機能的価値とは、前述の通り自社のサービスや商品の機能性やスペックを指します。この内容に「情緒的価値」の観点の内容を組み合わせていきましょう。

情緒的価値とは「色・カタチ・デザイン・質感・食感」など特別な「感情」をもたらす感覚的な内容を指します。ただ、これだけでは自社の商品やサービスに結びつきにくいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。より詳細なイメージを深堀りしていきます。

ストーリーに加えたい要素は、自社に眠っている

情緒的価値をより噛み砕いてストーリーに落とし込む際に含めたい要素は、自社の中にたくさん"ネタ"として眠っています。
例えば、

(1) 創業者・開発者の想い
(2) 直面した課題、その後のアクション
(3) 意外性(暗黙知の利用)
(4) 社会性
(5) シーズナル性・トレンド性
(6) 新規性

などが挙げられます。重要なのは、私たちが当たり前だと思っていること、当たり前のようにやってきたことの中に、ストーリーは眠っていると気づくことです。

リリースした商品のスペックを伝える前に、「なぜ」その商品が開発されたのか。その背景にヒントがあるかもしれません。私たちが当たり前に行っているサービスは、世の中の常識の逆かもしれません。スペック以外にも、その商品・サービスを提供することで解決できる社会問題をアピールする必要性がある可能性もあります。

人が情緒的価値を求める背景には、前述のように生活者を取り巻くデジタル環境の変化が大きいと言えるでしょう。誰もがすぐに手元のスマートフォンで検索ができる今の時代に、調べればすぐにわかる情報だけの発信活動は、淘汰されると言っても過言ではないでしょう。

自社のPR/広報活動にストーリーを乗せて、自社の企業価値を伝えよう

現代のPR/広報は、まさに経営活動の1つ

ここまでの流れの通り、企業がPR/広報活動に求められる発信活動におけるストーリー性は、自社の企業価値を伝えていくことにつながっていきます。ただ自社の情報を発信するだけではなく、この取り組みを行い続けることで、そのものが経営活動の1つに含まれていると言えるでしょう。

自社の伝えたい(発信したい)内容を明確にし、ターゲットに伝わるPRストーリーに落とし込んだ上で、自社のブランディング・PR活動につなげていきましょう。

本コラムの内容のように、経営に「インパクト」を生み出すPR/広報戦略を策定・推進している企業が国内には多くあります。

タナベコンサルティングには、こうした全国のPR/広報活動の成功事例を学びながら、自社のPR/広報戦略に落とし込みを行う「PR/広報研究会」があります。こうした学びの場を有効に活用いただきながら、自社のPR/広報戦略の一助となれば幸いです。

PR/広報研究会

AUTHOR著者

カーツメディアワークス
PR本部 海外PR局
マネージャー

伊藤 隆樹

カナダ・トロント留学後、PR会社にて海外マラソンイベントやゲーム企業などの広報を担当。その後、ベンチャー企業にて新規事業立ち上げ、Web制作ディレクション、Webメディア&ラジオなどのコンテンツ・プロデュースなど経験し、カーツメディアワークスに合流。現在は主にGlobal PR Wireの戦略・運営を担当する。

伊藤 隆樹
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