所定休日とは
所定休日とは、企業が就業規則や労働契約で定めた社員の休日のことである。
所定休日は、労働基準法で定められた最低限の休日(法定休日)を上回る形で設定されることが多い。
一般的には、土日祝日や年末年始休暇を所定休日とする企業が多いが、なかにはシフト制を採用し曜日を固定しない形で運用する企業もあり、企業独自の運用が可能である。
所定休日を設定するメリットは、社員が計画的に休暇を取得しやすいことで心身の健康維持やワークライフバランスの向上に繋がる点である。
その結果、離職率の低下や採用競争力の向上が期待できる他、働き方改革の一環として社員満足度を高める効果も期待できる。
一方で、所定休日を適切に運用するためには、就業規則や労働契約書にルールを明確に記載し、社員に周知することが重要である。
また、所定休日に出勤が必要な場合には、振替休日や代休を適切に付与し、労働基準法を遵守しなくてはならない。
タナベコンサルティングでは、企業の実態に合わせて所定休日を適正に設計・運用することで、社員満足度と企業競争力の向上を支援している。
この用語解説をしたコンサルタント

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
アソシエイト木村 彩乃
MVV策定や教育制度設計など、経営戦略に基づいた人事制度の構築支援を行っている。「誠実に向き合う」をモットーに、信頼されるコンサルタントを目指して日々業務に励んでおり、確実なタスク進行や相手を思いやる姿勢に対して、クライアントから多くの感謝をいただいている。