人事・経営用語集

賃金テーブルとは

賃金テーブルとは、賃金を決める基準となる表のことを指す。賃金の幅の取り方によって、シングルレートとレンジレートに分けることができる。
シングルレートは、一つの等級に一つの賃金を付与する形式であるため、賃金テーブルがシンプルな表となる。
レンジレートでは、一つの等級内に基本給額の上限と下限(レンジ)を設定し、その範囲内で賃金を設定する方法であり、前後の等級とのレンジの重なり具合により、会社の賃金に対する考え方が反映される。例えば、「重複型」と呼ばれるレンジの重なりが大きい場合、滞留者に対して昇給インセンティブを確保することになり、年功的な賃金体系となりやすい。
タナベコンサルティングでは、どのような成果・貢献に対し、どのように報いるのか賃金思想を明確にした上で、賃金テーブルを策定することを推奨している。

この用語解説をしたコンサルタント

山中 惠介

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
ゼネラルマネジャー

山中 惠介

総合ファッション企業で人事労務・採用・育成等のHR領域の実務経験後、当社へ入社。現場での実務経験を活かし「採用」「育成」「活躍」「定着」の4つをバランスよく取り入れた戦略人事の構築とクライアントに寄り添うコンサルティングを信条としている。社員が継続的に活躍・成長していく仕組みづくりを中心に、組織における人材育成・人材活躍も支援している。

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