KPIとは
KPIとは「Key Performance Indicator」の略で、「重要業績評価指標」と訳される。企業や組織の目標の達成度合い・進捗度合を補助的に示す基準指標の役割を担う。
例えば、自動車や船舶の操縦におけるダッシュボード、羅針盤のような重要計器類にあたる。
KPIは、顧客満足、サービス、雇用、人材育成といった定量的計測が難しいものを定量化する場合に使われることが多く、主に組織の経営戦略と関連している。
関連する用語に、KGIがある。KGIは「Key Goal Indicator」の略で、「重要目標達成指標」と訳される。企業や組織における最終的なゴールであり、設定基準において「何」を「どの程度」達成するのかを数値で表している。KGIを到達するために、どの時点でどこまで進んでいるべきなのか。
その経過点がKPI指標となる。実際のKPIは、その組織の特性や戦略によって異なり、組織の目標達成度合いを測る補助となるもので、業績を中心として、生産、販売、人事等の管理部門など、それぞれの業務プロセスに関連して設定されるものが多い。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
エグゼクティブパートナー松本 宗家
東証一部上場の商社にて建設資材の販売、施工管理担当後、コンサルティングファームを経て、当社へ入社。ナンバーワンブランド研究会、戦略人事研究会の立ち上げに従事。クライアントの立場になって本気で現場優先のコンサルティングを実践している。企業はヒトなりの理念のもと「経営の視点から人事を診る」ことで人事を経営の根幹として体系的に構築することを得意とする。専門分野は、人事領域全般であり、組織戦略、トータル人事システム構築、人材開発プログラム構築(社内アカデミー構築支援)など。中小企業診断士。
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