相対評価とは
相対評価とは、所属する組織内での他の社員と比較して、相対的な能力・成績を評価する方法のことである。
具体的には、S評価が全体の5%、A評価が全体の20%、といったように、どの評価がどのくらいの人数になるかを予め設定しておき、当てはめていく方法である。
相対評価のメリットは、予め評価の分布が定められているため、評価結果に格差をつけやすいことや、人件費のコントロールがしやすい点が挙げられる。
デメリットは、自分の仕事以外の要素が含まれた評価結果になることから、納得感が得られにくいことや、モチベーション低下に繋がることが挙げられる。
タナベコンサルティングでは、事業特性や、組織の状態を踏まえて、適切な評価方法を選択することを推奨している。
また、絶対評価、相対評価いずれを選択する場合でも、評価者(考課者)研修を実施し、人事制度に基づいた客観的・公平な評価が行えるように取り組むべきである。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフマネジャー村田 幸人
人事制度再構築(調査、分析、制度構築、運用支援等)コンサルティングや、幹部人材育成等の階層別研修、考課者・被考課者研修等の集合研修を行う。製造業、卸売業、物流業を中心に、上場企業から中堅中小企業まで「クライアントサクセス」を求め、人的資本経営を支援している。
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