人事・経営用語集
相対評価とは
相対評価とは、所属する組織内での他の社員と比較して、相対的な能力・成績を評価する方法のことである。
具体的には、S評価が全体の5%、A評価が全体の20%、といったように、どの評価がどのくらいの人数になるかを予め設定しておき、当てはめていく方法である。
相対評価のメリットは、予め評価の分布が定められているため、評価結果に格差をつけやすいことや、人件費のコントロールがしやすい点が挙げられる。
デメリットは、自分の仕事以外の要素が含まれた評価結果になることから、納得感が得られにくいことや、モチベーション低下に繋がることが挙げられる。
タナベコンサルティングでは、事業特性や、組織の状態を踏まえて、適切な評価方法を選択することを推奨している。
また、絶対評価、相対評価いずれを選択する場合でも、評価者(考課者)研修を実施し、人事制度に基づいた客観的・公平な評価が行えるように取り組むべきである。
