業績結果につながるプロセス・原因を先行で管理し、
3か月・半年・1年先の業績を可視化する
なぜ、業績先行管理が必要か
業績管理とは、現在の受注残(進捗)と見込み情報をもとに弾き出した予測数値と、会社(部門)の掲げる目標値を比べ、そこに差があればこのギャップをどうやって埋めていくか、そのためにどんな手を打つのかを考える活動を指します。
近年、ビジネス環境は急速に変化し、競争が激化しています。この中で持続的な成長を遂げるためには、業績管理が不可欠です。データ分析技術の進化により、より正確な業績評価が可能となり、戦略的な改善策の立案が求められています。業績管理は、企業の競争力を高め、長期的な成功を支える重要な基盤です。

業績先行管理を導入することで、経営の全体像を可視化し、次の経営課題や改善すべきポイントがより明確になります。
・無駄な経費が発生していないか
・(先行)売上が目標に達しているか
・問題が手遅れになる前に対応できているか
・営業活動が効率的に行われているか
・粗利が十分確保され、付加価値を生み出せているか
・必要な技術レベルが維持・向上できているか
・幹部陣が自部門を適切に管理できているか
など

企業全体の生産性を向上させるだけでなく、リスクを未然に防ぎ、将来の成長を実現する基盤を提供します。
業績管理コンサルティングとは
タナベコンサルティングの業績管理コンサルティングは、貴社の経営効率を最大化するための包括的なサポートを提供します。経験豊富な経営コンサルタントが、現状の経費構造や売上状況、営業効率の分析から始め、課題の明確化、改善策の提案、そして具体的な実行プランの策定までを一貫して支援し、効果的な対策を講じることが可能となります。
業績管理コンサルティングを通じて、無駄な経費を削減し、売上を最適化するための戦略を立案します。
粗利の十分性や付加価値の確認を行い、貴社の競争力を高め、また幹部陣が自部門を効果的に管理できているかを検証し、必要な改善策を提案します。
貴社の業績向上・業績管理の見える化と効率化を通じて、より効果的な経営戦略の実現をお手伝いします。
業績管理の導入で実現できること
業績管理の導入により、企業は結果管理から脱却し、より効果的な経営を実現することができます。
-
- 業績モニタリングと
迅速な意思決定 - 企業はリアルタイムでデータを把握し、迅速な意思決定が可能となり、市場変化に即応し、競争優位性を維持できます。
- 業績モニタリングと
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- 結果管理から
プロセス管理へのシフト - プロセス管理に移行し、業務効率を向上。早期改善が可能となり、全体のパフォーマンスを高めて持続的成長を実現します。
- 結果管理から
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- 組織全体の目標整合性と
チームのエンゲージメント向上 - 組織目標を明確化し、部門間の整合性を強化し、チームの協力が促進されます。
エンゲージメントと個人の動機付けが向上します。
- 組織全体の目標整合性と
業績管理コンサルティングの全体像
経営を数字で管理する上で、現在の事業構造・業績管理方法、受注管理方法、経理業務フローの理解は欠かせません。
まずは現状の分析を行い、問題点・改善点を明らかにします。
現状分析
事業構造を理解し、会社にあった管理体制構築のため、事業特性・構造・収益面の分析を行います。
同時に月次の業績管理システムを構築する基礎となる業績管理資料と経理の業務フローの実態を掴み、合理化・改善の切り口を分析します。
分析後はどのように現在の状況を脱却し、売り上げ増、黒字化を目指すか、事業戦略と共にアクションプランを立て、それらの進捗を見える化できる管理形態(全社損益、部門損益、目標にすべきKPIの設定)を模索します。
- ①外部環境分析
- ・市場分析
- ・顧客分析
- ・ライバル分析
- ②内部資源分析
- ・商品・サービス分析
- ・固有技術分析
- ③営業分析
- ・営業ツール
- ・目標管理

- ①タナベ式経営分析
- ・安定性・収益性・成長性
・生産性の切り口から分析 - ・タナベ 11指標による判定
- ②収益構造分析(付加価値・コスト)
- ・損益分岐点分析
- ・付加価値分析
- ・コスト構造分析
事業戦略構築
現状分析を通して把握した問題点についての対策を検討し、問題点の対策をベースにディスカッションし、管理会計・業績先行管理での管理対象(KGI、KPI)を決定し、行動ベースでの対策を検討します。
【アクションプラン例】
●経営計画の策定
・KGI・KPIの設定
・年次・月次(初年度)の数値計画の策定
・数値計画を達成するための重点施策の検討
・集中分野の決定
●事業戦略を実行・推進するアクションプランの策定
・プランにおけるプライオリティの高い重点テーマの設定
・具体的な施策への落とし込みと5W2Hの明確化
・KPIを達成するための具体的な活動計画を策定

業績管理ツールづくり
営業部門の事業実態に即した管理ツール作成。
各部門で売上実態、顧客、特性が異なるため、それぞれに合うかつ管理がしやすいフォーマットへ落とし込み、試運転を行います。
共通費の配賦基準を決定し、意思決定情報を精緻化します。

年度予算編成
各部門で予算を策定し、トップで集計して全社予算を編成。
この予算編成は業績管理を行っていく上での基準となるため慎重に策定する必要があります。
過年度の実績等も勘案し、厳しすぎず、また易しすぎない「頑張れば届く」レベルが適正です。

KGI(ゴール)~KPI・アクションの設定
ゴールとなる目標から具体的なアクション(行動)まで、いかにブレイクダウン(落とし込み)を行えるかが重要です。
(会社KGI→営業所KGI→個人の目標設定)
【KPI( 目標を達成するためのプロセス管理指標)】
プロセス管理指標は現場のアクションプランの定量面を捉えて指標化します。
優れた指標は、それだけで自ずと対策行動を表現しています。
より原因の本質部分まで掘り下げた指標が設定できれば、行動改善は半分完成といえます。

KGI→KPI→アクションプランまでのブレイクダウンイメージ

KPIツリー

業績管理コンサルティングの基本スケジュール
業績管理コンサルティングのコンサルティングの全体スケジュールは以下の通りです。ステップとして、
1.現在起きている問題点を把握する。
2.その問題点の対策を考える。(原因は何か)
3.何の数値を管理すれば問題点のモニタリングができて、対策(アクション)の進捗が把握できるか考える。
4.業績管理・アクションプランづくり。
以上の流れをコンサルティングで実施いたします。
項目 | 内容 | 1カ月目 | 2カ月目 | 3カ月目 | 4カ月目 | 5カ月目 | 6カ月目 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
現状分析 | 外部環境分析 | ● | ● | ||||
内部資源分析 | ● | ● | |||||
経営分析 | ● | ● | |||||
収益性分析 | ● | ● | |||||
事業戦略構築 | 重点分野・ターゲットの決定 | ● | ● | ||||
新規顧客開拓のプラン | ● | ● | ● | ||||
目標KGI・KPI設計 | ● | ● | |||||
業績管理・アクションプラン | 業績管理ツールづくり | ● | ● | ||||
年度予算編成 | ● | ● | |||||
経営会議の中身づくり | ● | ● | ● | ● | |||
月次社長面談 | PDCAサイクル | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
※上記は予定であり、進捗に応じて変更になる事があります。
コーポレートファイナンスに精通したコンサルタントがお客様のお悩みを解決します
ドメイン(業種・事業領域)・ファンクションの観点で、各分野に精通したコンサルタントが在籍しています。
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タナベコンサルティング
上席執行役員
コーポレートファイナンスコンサルティング事業部福元 章士
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タナベコンサルティング
コーポレートファイナンスコンサルティング事業部
エグゼクティブパートナー浜岡 裕明
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タナベコンサルティング
コーポレートファイナンスコンサルティング事業部
エグゼクティブパートナー鈴村 幸宏
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タナベコンサルティング
執行役員
M&Aコンサルティング事業部丹尾 渉
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タナベコンサルティング
上席執行役員
コーポレートファイナンスコンサルティング事業部福元 章士
収益・財務戦略構築を専門分野として、建設、住宅、製造、小売業など幅広い業界でコンサルティングを実施。企業再生、組織再編、事業承継などのターンアラウンド支援も数多く手掛けてきた。「1社でも多く企業の成長を誠心誠意サポートする」をモットーに、様々な経営課題を解決に導く経営者のパートナーとして高い信頼を得ている。
主な実績
- 1000億グループ企業のグループ経営システム構築
- 国内事業再生及び海外事業撤退支援
- 住宅メーカーのホールディング経営体制構築支援
- 中堅鉄鋼商社の業務改善
- 化学薬品商社のグループ企業組織再編
- 中堅物流企業の事業承継
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タナベコンサルティング
コーポレートファイナンスコンサルティング事業部
エグゼクティブパートナー
CFO視点で企業価値を高めるサステナビリティ経営研究会リーダー鈴村 幸宏
メガバンクにて融資・外為・デリバティブ等法人担当を経て、当社入社。「企業を愛し企業繁栄に奉仕する」を信条とし、経営戦略・収益戦略を中心に幅広いコンサルティングを展開。企業を赤字体質から黒字体質にV字回復させる収益構造改革、成長企業に対するホールディングス化とグループ経営推進支援、コーポレートファイナンス視点による企業価値向上、投資判断、M&A支援の実績を多数持つ。また、オーナー企業に寄り添った事業承継支援、経営者(後継者)育成も数多く手掛け、高い評価と信頼を得ている。
主な実績
- 中堅建設資材卸にて総合戦略立案、中期経営計画設計、M&A・PMI推進支援
- 上場外食チェーンにて総合戦略立案、収益構造改革、組織デザイン、コーポレートファイナンス戦略立案
- 上場住宅ビルダーの総合戦略立案、中期経営計画設計、収益構造改革プロジェクト推進
- 中堅介護チェーンの新事業モデル構築、多店舗展開支援、収益・キャッシュフロー戦略支援
- 中堅音響機器メーカーの次世代経営戦略策定・クレド策定・ブランディング推進支援
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タナベコンサルティング
執行役員
M&Aコンサルティング事業部
『成長M&A』実践研究会リーダー丹尾 渉
2017年からM&Aコンサルティング本部の立上げに参画。M&A戦略構築からアドバイザリー、PMIまでオリジナルメソッドを開発。その後4年間で延べ60件以上のM&Aコンサルティングに携わる。「戦略無くしてM&Aなし」をモットーに、大手から中堅・中小企業のM&Aを通じた成長支援を数多く手掛けている。
主な実績
- 上場企業の新規事業開発を目的とした譲受側M&Aアドバイザリー
- 上場企業子会社の事業戦略からM&Aまで一貫性を持たせた戦略構築
- 上場企業子会社の買収調査のためのビジネスDD、財務DD、労務DD
- 中堅企業の事業ポートフォリオの転換によるビジネスモデル変革支援
- M&Aを初めて実施した中堅企業のPMI支援
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タナベコンサルティング
コーポレートファイナンスコンサルティング事業部
エグゼクティブパートナー浜岡 裕明
経営者の志を受け止めるコンサルティングスタイルで、ホールディング設立支援・グループ経営システム構築・事業承継計画策定・企業再生など、機能別・症状別の課題解決コンサルティングに定評がある。また、組織経営体制構築に向けた制度設計、後継者・経営幹部育成も数多く手掛け、実績を残している。
主な実績
- 中堅建設資材卸のホールディング設立支援
- 中堅菓子製造業のグループ経営システム構築
- 中堅材料部品メーカーの企業再生計画策定支援
- 東証1部生産材製造業の次世代経営幹部育成
- 中堅同族企業(ファミリービジネス)の組織経営体制構築
よくあるご質問
- Q.対象外の業種・業界はありますか。開く
- A.基本的にはございません。業界業種問わずご支援させていただいております。
- Q.導入前に相談することは可能でしょうか。開く
- A.専門コンサルタントとのご面談機会を準備させていただきます。
ご状況に応じて最適な推進方法をご提案させていただきます。
- Q.料金以外に請求されることはあるのでしょうか。開く
- A.見積ご提示段階のお取り決め事項以外の金額請求を行うことはございません。
プラン変更をご希望の場合や追加費用が発生する際は貴社とご相談の上、別途、御提案書とお見積書を準備いたします。
- Q.対応できるエリアは限定されているのでしょうか。開く
- A.国内は全エリア対応しております。
- Q.タナベコンサルティングの強みや特徴を教えてください。開く
- A.企業戦略・事業戦略、組織・人事、M&A、DXなどの経営機能と、建設業、製造業、ヘルスケア分野、食品業、金融機関などの各種業種・業界で展開しています。創業60年以上、経営コンサルティング17,000社を超える実績を有しています。
- Q.料金を教えてください。開く
- A.貴社のご相談内容に応じご提案いたします。まずはお問合せください。
- Q.プロジェクトはどのように進める形式ですか?開く
- A.貴社プロジェクトメンバーに、ヒアリングをし、弊社コンサルタントで調査・設計いたします。
管理会計の基本と構築~戦略のスピードと精度を高める意思決定手法~
お役立ち資料
部門(セグメント)単位で直課しづらい費用の配賦ルールや、部門(セグメント)間の関係を刺激して、シナジー効果を生み出す社内振替制度などについて、事例を用いて実践的なメゾットを紹介しています。
管理会計とは
業績管理不全の本質は管理会計の未整備が根底にある
管理会計の要旨
財務会計と管理会計の違い
KGI・KPI
管理レイヤー(全社・部門・個人)に応じてKGI・KPIを設定する
KPIの進捗管理フォーマット
など
