中堅企業が実装すべき財務戦略
~ゴーイングコンサーンを体現するために~
- 事業承継
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本コラムは、ダイヤモンド社発行の「コーポレートファイナンス戦略」の第6章の抜粋記事です。
ゴーイングコンサーンを体現するために
会社という公器を、価値を高めながら次代へと引き継ぐことこそが、何よりの社会貢献である。そのためには、企業存続のため激しい環境変化へ対応していくことが不可欠である。つまり、変化に合わせて企業自身が変革しなければ生き残ることはできない。そして、企業が自ら変わるチャンスは3つある【図表6-2】。
1つ目は「赤字」のとき。利益が出ているうちは思い切った身を削る変革が難しい。現在の取り組みがうまくいっていると多くの社員が認識しているタイミングでは、組織は現状維持を優先させるものである。しかし赤字に陥ると、現状打破に向けて大胆な施策を決断、実行する覚悟が組織全体に生まれ、企業を変革しなければならないと経営者や経営幹部は強く考えるはずである。もし、赤字でも考え方が変わらなければ、将来に待っているのは「倒産」である。
2つ目は「不況」のとき。景気が悪い局面ほど、良くも悪くも社会やマーケットは大きく変化する。それにしっかり対応できた企業が成長していく。モノが売れないときだからこそ新たなアイデアとビジネスチャンスも生まれ、そのチャンスを生かすべく会社を変革することが成果や業績につながり、持続的成長が可能になる。
そして最後の3つ目が「承継」である。企業経営は、トップの意志で決まる。そのトップが次世代に変わる承継こそ変革のタイミングであり、変化するチャンスである。単なる会社の資産の承継だけではなく、いかに成長できる基盤を創りながら経営を次世代へ引き継いでいくかを考えなければならない。
赤字、不況、承継、この3つは経営のピンチであると同時に、成長をつかみ取るための企業変革のタイミングでもある。
経済情勢は時々刻々と動き、経営環境も常に変化していく。何をするにしても過去の成功体験がそのまま通用しにくい時代である。大切なことは、変化と成長をもたらすタイミングを活用して、適切なソリューションを選択することだ。
TCGでは、会社の未来を創る承継のあらゆるステージにおいて最適なソリューションを、「MIRAI(ミライ)承継」ブランドとして展開している。資本の承継だけではなく、事業・組織・人材・経営システムなど、経営全体を俯瞰してデザインし、TCGのコンサルタントが経営者に寄り添って専門的価値を提供している。
これまで企業経営の課題に対してトータルに取り組んできた経験に基づき、培ってきた多面的ノウハウをメソッドとして体系化している。ぜひ、次に紹介する各ソリューションを活用し、企業価値向上と持続的成長の実現に向けて経営を未来へつないでいただきたい。
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