SERVICE

[DXビジョン&ビジネスモデルDX] DX戦略立案・
実行支援コンサルティング

経営ビジョン策定からロードマップ構築、DX認定取得まで。
DX変革を共に実現し、企業価値の最大化を実現し、持続的成長へ導くDX戦略を伴走支援します。

DX戦略立案・実行支援コンサルティング

DX認定に必要となる、デジタルガバナンス・コード3.0の要件に即して、
DXビジョンや、DX推進体制の確立を支援します。

DX認定制度を起点に持続的な企業価値向上を実現

生成AIの進化とグローバル競争の激化は産業構造を一変させ、企業規模・業種を問わず経営基盤そのものの再設計が迫られています。
単発的なデジタル部門設置や流行に乗った商品開発だけでは真のDXは実現できず、推進企業と停滞企業の格差が拡大する一方です。いまや経営者自らがデジタルガバナンス・コード3.0を羅針盤に、事業戦略と一体となったDXを主導しなければ企業価値は維持できません。

データ活用に基づく迅速な意思決定、顧客体験起点のバリューチェーン改革、働き方変革までを統合的に設計することが成功の鍵ですが、自社だけで全体最適を描ききるのは容易ではありません。

タナベコンサルティングでは、デジタルガバナンス・コードを骨格に、全社最適の視点から「あるべきビジネスモデル→具体的なシステム構想→投資・人材計画」へと連動する実践的DX戦略の立案を支援します。戦略立案から実行・定着、成果モニタリングまで伴走し、DX認定制度を起点に持続的な企業価値向上を実現します。
変革を機会に変えるパートナーとして、貴社DXを加速させます。まずはお気軽にご相談ください。

DX認定制度を起点に持続的な企業価値向上を実現

デジタルガバナンス・コードとは

デジタルガバナンス・コードとは、経済産業省が策定した企業がデジタル技術を適切に活用し、DXを推進するための指針です。
このコードに基づく経営を実践することで、企業は市場や社会からの信頼を得るとともに、DXの成功を加速させることが期待されます。2024年9月には、「デジタルガバナンス・コード3.0 ~DX経営による企業価値向上に向けて~」と改訂版が発信されています。

「デジタルガバナンス・コード3.0 ~DX経営による企業価値向上に向けて~」では、3つの視点と5つの柱を掲げており、ビジョンの策定・計画立案・要件定義・実装の伴走・人材育成までを一貫して行うことが重要です。これにより、ステークホルダーへの訴求力を高めるとともに、経営者自身の意識改革を促し、企業価値の向上につなげることが可能となります。

DX認定制度とは

DX認定制度は「情報処理の促進に関する法律」に基づき、政府が「デジタルガバナンス・コード」の基本事項を満たす企業を認定する制度です。

四段階の成熟度のうち「DX-Ready」以上が対象で、2024年1月時点で912社が認定済み。認定を受ければ、DX推進の論点整理や経営とのコミットメントの明確化に加え、社会的信用向上や補助金・施策への応募資格など多くのメリットが得られます。

DX認定制度の取得には、デジタルを前提とした経営ビジョンとDX戦略、それを実行する組織・ガバナンスを整備し、ビジョンとオペレーションを一貫させることが不可欠であり、DXの道筋と企業価値を社会に示す公的証明として、上場企業はもちろん中堅・中小企業へも取得が広がっています。

DX戦略立案・実行支援コンサルティングの全体像

DX戦略立案・実行支援コンサルティングでは、デジタルガバナンスコード3.0に準拠したDX経営による企業価値向上を目的とし、成果につなげるための4つのステップを想定し、DXビジョンからロードマップを作成します。

Phase 01
あるべき姿明確化(2カ月)
【ゴール】
経営ビジョンに即した
貴社のDXビジョンおよび
DX戦略骨子が明確になっている状態
【ポイント】
全社でデジタル化の推進によって
実現したい姿を経営・事業ビジョンから
落とし込み明確化する

1.全社の目指す状態を整理
2.デジタル化推進の目的明確化
3.組織・人材の定義
4.財務分析

【セッション】
・全体セッション:1回/2h
・個別セッション:2~3回/2h

【想定成果物】
・DX推進体系図
Phase 02
現状認識(3カ月)
【ゴール】
業務プロセスとシステムの現状を把握しあるべき姿とのギャップと
改善方向が明確になっている状態
【ポイント】
ありたい姿実現のため、
業務上インプットされる
データと必要なデータを可視化する

1.業務プロセス可視化
2.システム全体像、データ所在可視化
3.セキュリティリスク分析
4.課題整理
5.方針検討

【セッション】
・全体セッション:月1回/2h(経営報告含)
・個別セッション:2~3回/2h

【想定成果物】
・AsIs業務プロセス図
・AsIsシステム鳥観図
・課題管理表
Phase 03
ToBe設計(約3カ月)
【ゴール】
システムグランドデザインが描かれ
ロードマップが策定されている状態
【ポイント】
取り組みの優先度を整理し、
デジタルガバナンスコードに準拠した
DX認定の申請を可能とする

1.ToBeシステム全体像設計
2.ロードマップ策定
3.DX人材育成計画
4.DX認定申請
5.ステークホルダーへの訴求(オプション)

【セッション】
・全体セッション:月1回/2h(経営報告含)
・個別セッション:2~3回/2h

【想定成果物】
・ToBeシステム鳥観図
・DX推進ロードマップ
・DX認定申請チェックリスト

DX戦略立案・実行支援コンサルティングで目指すこと

タナベコンサルティングのDX戦略立案・実行支援コンサルティングでは、DX認定に必要となるデジタルガバナンス・コード3.0の要件に則して、DXビジョンや推進体制の確立を目指します。

経営ビジョン・ビジネスモデルの策定

経営ビジョン・
ビジネスモデルの策定

外部内部環境調査を踏まえてDXを活用したあるべき姿を策定します。

DX戦略の策定

DX戦略の策定

経営戦略、事業戦略と紐づけたデジタル技術の活用戦略の検討をします。

DX戦略の推進(組織)

DX戦略の推進(組織)

組織の現状把握とDX推進体制の検討をします。

DX戦略の推進(人材)

DX戦略の推進(人材)

育成すべきDX人材の策定と教育計画を策定します。

DX戦略の推進(システム)

DX戦略の推進(システム)

全社のITシステム基盤の構想、セキュリティーの可視化とマネジメントシステムの整備をします。

KPI指標の策定

KPI指標の策定

成果指標の決定・DX戦略を見直します。

ステークホルダーとの対話

ステークホルダーとの対話

DX戦略の社内外への発信方法を検討します。

DX戦略立案・実行支援コンサルティングの効果

DXビジョンの明文化で理解が深まり、投資計画・人材育成計画の推進力が向上します。またDX認定制度の取得によりブランディングを強化し、さらなる企業価値向上を目指します。

Effect 01
DX改革が加速
DXビジョンが明文化されるため、社員・関係者の理解度が高まり、改革が加速する
Effect 02
DXロードマップを描ける
全体最適目線でシステム構想を描くため、つながりのある実用的なDXロードマップが描ける
Effect 03
DXカルチャーの醸成
採算性を加味した投資計画と人材育成計画で、円滑なDX投資判断と、DXカルチャー醸成が期待される
Effect 04
DX認定を取得
DXビジョン・戦略の策定およびDX戦略推進体制の構築により、結果的にDX認定を取得する
Effect 05
企業価値が向上
DX認定取得を通じて社内外に向けたブランディングを展開、企業価値が向上する

フェーズ1. あるべき姿の明確化

経営ビジョンに即した貴社のDXビジョン及びDX戦略骨子が明確になっている状態をゴールとし、全社でデジタル化の推進によって実現したい姿を経営・事業ビジョンから落とし込み明確化します。

1.全社の目指す状態を整理

過去に整理した外部環境、内部環境および社内リソースを整理し、全社の目指す状態について認識を合わせる。※

2.デジタル化推進の目的明確化

1で整理する全社の目指す状態に対しデジタル化推進のあり方を明確化する。

3.組織・人材の定義

戦略推進のために必要な組織体制およびDX人材のあるべき姿を定義する。

4.財務分析

phase2に先行して現状の財務分析を行い収益力および投資余力などの現在地を把握します。
※一から整理する場合は、オプション(下部記載)「DX戦略キャンパス(3カ月)」にて整理

フェーズ2. 現状認識

業務プロセスとシステムの現状を把握しあるべき姿とのギャップと改善方向が明確になっている状態をゴールとし、ありたい姿実現のため、業務上インプットされるデータと必要なデータを可視化します。

1.業務プロセス可視化

現状業務プロセスを可視化し、いつ、どのような情報をインプット・アウトプットしているか可視化する。

2.システム全体像、データ所在可視化

業務プロセス上インプット・アウトプットされる情報がどこに格納されどのようにアウトプットされるか可視化する。

3.セキュリティリスク分析

業務フローから抜けもれなく情報セキュリティ上のリスクを洗い出す。

4.課題整理

1.2.3によって明らかになるあるべき姿と現状とのギャップを課題一覧表に整理する。

5.方針検討

あるべき姿と現状とのギャップ(課題)を改善し、ToBe像を描くための方針を検討する。

フェーズ3. ToBe設計

システムグランドデザインが描かれ、ロードマップが策定されている状態をゴールとし、取り組みの優先度を整理し、デジタルガバナンスコードに準拠したDX認定の申請を可能とします。

1.ToBeシステム全体像設計

あるべき姿を実現するため、必要データの整理、業務フロー、組織/人材およびシステムグランドデザインを描く。

2.ロードマップ策定

デジタル化推進のための詳細設計、実装推進のため、あるべき姿から優先度を整理する。実施タスクを細分化し、ロードマップに落とし込む。

3.DX人材育成計画

DX人材のあるべき姿から短期中期の育成計画を設計する。

4.DX認定申請

これまでのphaseの総まとめとしてDX認定申請チェックリストに基づきながら申請および認定取得な状態にする。

5.ステークホルダーへの訴求(オプション)

DX戦略推進のためのブランディング施策についてアドバイス。

オプション
DX戦略キャンパス

DX戦略キャンパスとは、重要テーマを短期集中で討議し、考えを整理・ベクトル統一する手法です。貴社メンバーが中心となり議論を進め、タナベコンサルティングがファシリテートやアドバイスを行い、成功事例や必要なフォーマットも提供します。 DX戦略キャンパスを通じて戦略実現の推進力を高め、議論内容をアウトプットとして整理します。
※「DX戦略策定・実行支援」プロセスのうち、フェーズⅠ(あるべき姿の明確化)は、本キャンパスで代替可能です。

戦略キャンパス1回目(00月)
課題の整理、目指すべき姿を再定義
弊社が市場環境やDXの潮流を解説します。参加者は事前に弊社フォーマットで「わが社の戦略」を整理し、各チームの課題も抽出。課題を整理し、目指すべき姿を再定義します。マクロ・ミクロ環境やDXの潮流、課題整理フォーマットを活用します。

【成果物】
・事前分析資料
戦略キャンパス2回目(00月)
ディスカッションで想いを具現化
第1回で整理した目指すべき姿をベースに、取り組みテーマや優先順位付けを行います。意思決定した内容を簡易ロードマップに落とし込み、社内展開に向けた準備を行います。
戦略キャンパス3回目(00月)
ディスカッションを通じてベクトルを合わせる
第2回で策定したロードマップに基づき、重要度・緊急度の高いテーマをアクションプランへの落とし込みます。また、DX戦略キャンパス後、アクションプランに基づきスムーズにDX推進をできる体制を整えます。

【成果物】
・ディスカッション結果の体系図
・DX重点施策及び変革ロードマップ
・アクションプラン
市場調査結果
事業分析資料
事業分析資料
DX重点施策

オプション
DX戦略推進のためのブランディングアドバイス

DX認定申請と並行して、社内外に向けたブランディング施策を実施していきます。

DXの専門領域ごとに豊富な経験を持つコンサルタントが
お客様のお悩みを解決します。

FAQ

DX認定制度があると聞いたが、認定支援は可能でしょうか。
弊社のDX戦略&ロードマップ策定・推進コンサルティングのフレームがまさにDX認定制度準拠で設計していますので、本取り組み内容をもって認定申請することが可能となります。
5つのDXセグメントで定義されているが、すべて対応しないといけないでしょうか。
最初に5つのDXセグメントの簡易診断を行い、目指すべき姿と現状を整理いたします。その後、貴社のリソースに合わせた優先順位を決めたうえでご支援することが可能です。
ビジョン及び戦略策定を通じて社員のITリテラシーの向上を図りたいが、可能でしょうか。
プロジェクト型で進めます、他社事例及び先端技術紹介などのインプット講義などを付加させていただくことは可能であり、プロジェクトの推進過程の中での育成が可能です。
DXビジョン・DX戦略を描く前提としての事業戦略が明確でない場合、どうしたらよいでしょうか。
オプションでありますが、貴社の事業戦略構築支援を集中検討型で対応することが可能です。
コンサルティングサービスのプロジェクト期間はどのくらいですか。
スコープに応じて期間は異なりますが、現状分析3カ月、ビジョン策定4か月、詳細プラン設計4か月を標準としております。なお、ビジョン策定後に詳細プラン設計は再度お見積りにて設定することになります。
コンサルティングサービスを利用するために必要な要件は何ですか。
特に必要な要件はございませんが、プロジェクト形式で進めてまいります。そのためプロジェクト推進体制の組成として、約10名程度の人員の確保をお願いしております。
コンサルティングサービスを利用する前に準備するべきことは何ですか。
業務とシステムの可視化が必要となりますので、貴社の中長期のビジョン、経営計画、組織図、職務分掌、業務マニュアル、システム関連の資料等がございましたら、ご準備をお願いしております。
コンサルティングサービスを行うチームはどのように構成されていますか。
プロジェクト形式で進めてまいります。チーム構成のトップとして、意思決定者となるプロジェクトオーナーに社長様、そして弊社メンバーと対になる形でマネージャー、リーダー、メンバーを選定いただきます。
プロジェクトの進行状況や成果物についての報告はどのように行われますか。
毎月進捗定例を実施いたします。また、WBS(作業分解構造図)にてプロジェクト管理をするとともに順次タナベにて作成する業務棚卸表、課題一覧表、システム鳥瞰図、業務フロー図をAs-Is、To-Beで作成し報告いたします。資料の拝受はTCG Canvasという弊社の双方向コミュニケーションツールを用いて日々連携を行います。
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ABOUT
TANABE CONSULTING

タナベコンサルティンググループは「日本には企業を救う仕事が必要だ」という
志を掲げた1957年の創業以来、68年間で大企業から中堅企業まで約200業種、
17,000社以上に経営コンサルティングを実施してまいりました。

企業を救い、元気にする。私たちが皆さまに提供する価値と貫き通す流儀をお伝えします。

コンサルティング実績

  • 創業 68
  • 200 業種
  • 17,000 社以上