COLUMN

2026.07.30

劇的に成果が変わる!
営業戦略の見直しについて、タイミングやプロセスを解析

営業改革は、思いつきの施策ではなく、仕組みで成果を変える経営テーマなのです。

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劇的に成果が変わる!営業戦略の見直しについて、タイミングやプロセスを解析

「営業は頑張っているのに、なぜ成果が伸びないのか」。この問いに対して、現場の気合いや訪問件数の増加で乗り切ろうとする企業は少なくありません。しかし、売上が思うように伸びない本当の理由は、個人の努力不足ではなく、営業の勝ち方そのものが今の市場に合わなくなっていることにあります。だからこそ今、多くの企業に必要なのは、営業担当者の根性論ではなく、営業戦略そのものの見直しです。タナベコンサルティングでも、営業戦略策定・体制強化コンサルティングを通じて、現状分析、戦略策定、実行支援までをワンストップで支援し、研修、KPIモニタリング、PDCAフォローまで伴走しています。営業改革は、思いつきの施策ではなく、仕組みで成果を変える経営テーマなのです。

営業戦略の見直しが必要になるタイミング

営業戦略の見直しが必要になるタイミング

営業戦略を見直すべきタイミングは、売上が落ちたときだけではありません。むしろ危険なのは、売上が一見維持できているにもかかわらず、受注率が落ちている、営業担当者ごとの成果格差が広がっている、見積件数は増えているのに利益が残らない、といった状態です。こうした状況では、営業活動が増えていても、営業の構造自体に無理やムダが生じている可能性があります。タナベコンサルティングでも、受注ルート分析、顧客分析、代理店分析、価格・商品分析、営業フロー・体制分析、一人当たりの生産性分析、財務分析まで行い、営業のどこに本質課題があるのかを可視化しています。成果が鈍ったときに問うべきは、「誰が悪いか」ではなく、「営業の仕組みが今の市場に適応しているか」です。

加えて、営業戦略見直しの必要性は、昨今の人手不足の観点から見ても待ったなしです。人手不足は一時的な問題ではなく、長期的かつ構造的な経営課題になっています。つまり、これからの営業組織は「人を増やして売る」発想だけでは立ち行かなくなります。限られた人員で成果を最大化するには、営業の属人性を下げ、再現性のある営業モデルへ転換する必要があります。営業戦略の見直しは、守りではなく、将来の成長を守るための攻めの一手なのです。

さらに、顧客の購買行動も大きく変わっています。タナベコンサルティングは、BtoB営業においてもデジタル化が前提となり、顧客はWebやSNSなどで情報収集し、候補を絞り込んだ状態で初めてリアル接触に進むと整理しています。つまり、従来のように営業担当者が会ってから価値を伝えるやり方だけでは、比較対象にすら入れない可能性があるということです。「お問合せが減った」「紹介案件が減った」という現象の背景には、営業力の低下ではなく、顧客接点の設計が時代遅れになっているケースも少なくありません。

営業戦略見直しの4つのポイントと手順

営業戦略見直しの4つのポイントと手順

(1)構造を捉える

第1のポイントは、現状を感覚ではなく構造で捉えることです。営業会議でよくある「最近案件が減っている気がする」「提案の質が弱い」といった曖昧な議論だけでは、営業改革は進みません。必要なのは、どの受注ルートが強いのか、どの顧客が利益を生んでいるのか、どの営業活動に工数がかかっているのかを分解して捉えることです。現状分析が粗いままでは、その後の戦略も必ずずれます。まずは営業の実態を、数字とプロセスで正しく見抜くことが出発点です。

(2)戦略の再設計

第2のポイントは、誰に何をどう売るかを再設計することです。タナベコンサルティングの営業戦略策定では、販売計画の再設計、営業モデルの再設計、重点顧客選定基準の設定、価格政策、代理店政策、販促戦略の構築を行っています。これは言い換えれば、「全部に売る営業」から「勝てる市場で確実に勝つ営業」へ変わることを意味します。営業戦略とは、単なる活動計画ではありません。市場で勝つための照準を合わせ直す作業です。
ここが曖昧なままでは、営業現場は件数を追うだけになり、成果の再現性は高まりません。

(3)役割の再定義

第3のポイントは、営業プロセスと役割分担の再定義です。営業成果が上がらない企業ほど、フロント、ミドル、バックの役割が曖昧で、営業担当者が何でも抱え込んでいます。
タナベコンサルティングでは、業務分掌設計を通じて一人当たり生産性の向上を図り、必要に応じて営業支援ツールの選定や活用支援まで行っています。営業改革の本質は、優秀な営業を一人育てることではなく、普通の営業でも成果を出せる仕組みをつくることです。属人化した営業は、短期的には強く見えても、組織としては極めて脆いのです。

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役割の再定義

⑷成果を生み出す推進体制

第4のポイントは、KPIとPDCAを"管理のため"ではなく"成果を生むため"に設計することです。タナベコンサルティングの実行支援では、新たな営業活動の推進研修、営業戦略会議の推進サポート、KPIモニタリング、PDCA・マネジメントフォローまで支援しています。重要なのは、SFAやCRMを入れること自体ではありません。ツール導入の有無ではなく、データをどう使い、どう改善につなげるかが成果を分けるのです。

営業戦略を成果に変える鍵は推進体制にある

営業戦略を成果に変える鍵は推進体制にある

営業戦略の見直しが失敗する最大の理由は、戦略そのものではなく、推進体制の弱さです。分析資料や方針書をつくっただけで改革した気になる企業は少なくありません。しかし、実際に成果を変えるのは、資料ではなく運用です。誰が意思決定し、誰が現場を動かし、誰が定着を支えるのか。そこまで設計されて初めて、営業戦略は現場で機能します。タナベコンサルティングの支援も、戦略立案で終わらず、現場浸透まで伴走する点に大きな特徴があります。営業改革は、つくることより、動かし続けることの方が難しいのです。

まとめ

営業戦略の見直しは、売上不振への場当たり的な対策ではありません。人手不足の深刻化、顧客購買行動の変化、データ活用の重要性の高まりを踏まえれば、営業の仕組みそのものを再設計することは、もはや避けて通れない経営課題です。いま見直すべきなのは、営業担当者の頑張りではなく、営業組織の勝ち方です。もし、自社の営業に「属人化」「新規開拓の弱さ」「利益率の低下」「ツール活用不全」といった兆候が見えているなら、それは見直しの絶好のタイミングです。営業を「頑張る組織」から「勝ち続ける組織」へと進化させるために、本コラムで取り上げた内容をブレイクスルーの起点としてぜひ活用してください。

著者

タナベコンサルティング
ストラテジー&ドメインコンサルティング事業部
アソシエイト

杉野 嵩悟

新規事業戦略支援やマーケティング戦略支援の業務に従事し、マーケットデータの分析やビジネスモデル分析、成功事例分析などを通して、クライアントサクセスに貢献している。信頼され、親しまれ、長期的な成功に導くコンサルタントを目指し、日々業務に励んでいる。

杉野 嵩悟

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