CASE
事例
株式会社山路フードシステム(山路ファーム) 様
神奈川の自然を美味しさに変える
こだわりの地鶏育成
株式会社山路フードシステム(山路ファーム)様
神奈川県を中心に給食・弁当事業を展開する(株)山路フードシステムは、こだわりの育成鶏舎「山路ファーム」を運営しています。時期やルートに品質を左右されない方法として、自らが生産者になり、料理人による食材品質にこだわった、畜産加工販売サービス一体型の持続可能な6次産業化モデルを実現しています。
丹沢の自然が生み出す持続可能で美味しい地鶏育成
山路ファームは、神奈川県西部の清川村に設立されました。丹沢山系のブナ林によって生まれる清らかな水や、豊かな自然環境は鶏にとって最高の環境を選びました。山路グループの代表取締役 松井大輔氏は、この自然を活かしながら、神奈川県独自の新しい名産品を作ろうとこの土地で地鶏生産事業を始め、新しい地鶏ブランド「丹沢滋黒軍鶏」を立ち上げました。
山路ファームでは、最高の品質・味を実現するため、「鶏ファースト」で育成。抗生物質を与えるのが一般的ですが、完全無投薬で飼育し、エサには米ぬか、とうもろこしを中心にした自家製の発酵飼料に、三浦半島のミネラル豊富なひじきを加えて与え、飲み水には丹沢山系からくみ上げた天然地下水を与るなど鶏を健康に成育することにこだわっています。これは、持続可能な原材料を利用した鶏の生産であると言えます。
また、アニマルウェルフェアの考え方を重視しており、傷ついた鶏は保護ケージで育成をすることで、業界では非常識とも言える出荷率100%を実現しています。これは、鶏の命を無駄にしない製品づくり・販売体制です。
また、過疎が進む清川村で事業を行い、将来的にさらに拡大してゆくことにより、村の雇用を創出し、健康で働きがいのある職場環境の提供・開発することで、清川村の社会問題解決にもつなげることを目指しています。
山路ファームでの取り組みをシンプルに表現する
株式会社タナベコンサルティングでは、山路ファームのブランディング・広報活動を中心に支援しています。SDGsの面においては、特に新たなアクションを起こすのではなく、自社のこだわり・持続可能な社会を実現する活動をわかりやすくシンプルにまとめることで、対外的なSDGsアウトプットにし発信しています。その発信により、山路ファームは鶏舎がある相模原市において、「さがみはらSDGsパートナー」に認定されています。
事業運営形態自体が持続可能な社会へ貢献している企業については、実際に取り組まれているアクションをまとめてゆき、より高めることを行えばよいという好事例であると言えます。
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