CASE

株式会社くみき

VUCAの時代に沖縄の農家に寄り添い共に歩む会社

株式会社くみき様は沖縄県に本社を構え、農業機械器具の販売・修理を手掛けている沖縄県における農業機械器具全般の専門集団であり、リーディングカンパニーです。
創業以来沖縄県の農家様を一貫して支えてきました。同社の特徴は農業機械器具の取扱ラインナップの幅広さとお客様に寄り添った農業機械器具のメンテナンスを行っています。沖縄本島のみならず八重山、宮古島、久米島の離島にも営業所があり、沖縄県内全域をカバーする体制があります。
今回創業50周年を機に幹部メンバー約10名で中長期ビジョンの構築を実施しました。

わが社の原点を振り返り、くみきビジョン2030を描く

わが社の50年の歴史を振り返り、未来を描くヒントをみつける

今回の中長期ビジョンの構築は、リーダーシップのある取締役営業部長T氏を中心に、上記した通り次世代のくみき様の担う幹部メンバー約10名をプロジェクトメンバーが推進しました。策定を行うポイントとしては、大きく2つありました。
1つ目はコロナ禍における外部環境の変化や顧客の価値観の変化を捉えて、これからの経営戦略、事業戦略の在り方を考え、くみきの中期的な戦略ストーリーを構築することです。2つ目はそれが絵に描いた餅にならないよう行動できる計画を構築することです。それらを念頭に置いてプロジェクトを実施しました。

中長期ビジョンの進め方については、3つのフェーズに分けバックキャスティングで計画化・具現化するようなかたちで進めていきました。
進め方の内容としましては3つのフェーズに分類できます。

1.構造分析フェーズ
2.構造設計フェーズ
3.具現化フェーズ

構造分析フェーズでは、現状分析を行い課題をまとめることと、50周年のタイミングということもあり、これまでの会社の歴史を紐解くことからスタートをしました。それを行うことによりわが社の「沖縄県の農業振興と地域の発展に寄与する」という原点を見つめ直したこと、わが社がどうやってどのタイミングで成長してきたのかを知ることにより、未来を描く際のヒントとなった点は良かったと感じます。
構造設計フェーズでは、現状分析にて抽出した課題をどう解決するか、10年後どういった会社になりたいか、未来のくみき様の姿を描いていきました。ここでのポイントは、「ワクワク」できるかということです。具現化フェーズでは、中長期ビジョンを実現するための直近のアクションプランを作成しました。

アイデアとテクノロジーで地域を支える暮らしのカンパニーへ

くみきビジョン2030の想い

10年後にわが社がどうありたいか、明文化したのが以下の内容となります。
「アイデアとテクノロジーで地域を支える暮らしのカンパニーへ」

実はくみき様は農業機械器具販売の他にもガソリンスタンドの運営と自動車販売・車検一般整備を行っており多角化経営をしています。

農家様への貢献を中心におきつつ、その3つの事業を独立として考えるのではなく、農業機械器具の販売のみでなく、農家様の暮らしを支える存在になりたいという想いを込めました。
また沖縄の農業には様々な課題があり、くみき様はそれを真正面から捉えそれらを解決しようと使命感を持って活動しています。
くみきビジョン2030を構築した想いは下記の通りです。

1.次世代技術・新規就農者・テクノロジーを使い、生産性を上げる
2.耕作放棄地問題を解決する
3.農業の参入障壁を下げる
4.農家の育成が出来るレベルのコンサルティングスキルを身に着け貢献する
5.農家に頼られる会社になる。農家が困ったときの駆け込み寺になる

沖縄県でも農業の問題として、農業者の高齢化や後継者不足による農業人口の減少、耕作放棄地の増加があります。耕作放棄地については深刻であり、耕作放棄地が増加することで、雑草や害虫が発生する、災害時の危険性が高まる、廃棄物の不法投棄の原因となる等、様々な問題が発生します。
それをくみき様は自分たちで知恵を絞った新しいアイデアや、スマート農業といわれている技術を駆使して解決しようとしているのです。農業機械器具を販売するだけではなく、他社には真似ができないオンリーワンなビジョンの実現に向けて行動をしています。

くみきビジョン2030実現のためのロードマップの実践

くみきビジョン2030実現のためのロードマップの骨子としては、

1.既存市場におけるポジションの確立
2.スマート農業への取り組み
3.新分野(事業/投資)への展開

以上3点となります。
特にスマート農業への取り組みは避けては通れません。

上記したように、農業人口が減少し、農業の担い手もいないとなると、どのように生産性を上げるかと言えば、農業の機械化を促進し、生産効率を上げることしかありません。例を上げると、自動操舵システムは、機械操作や作業の負荷を減らし、より多くの収益を上げられる仕組みとなるそうです。

ロードマップを策定する過程で上記したように様々課題に対して、解決しようということをプロジェクトメンバー全員でディスカッションすることにより、課題認識も深まりますし、なにより課題を解決するんだといったような意識が高まります。そこはプロジェクト形式で進めていく醍醐味だと感じます。

くみきビジョン2030実現のために

ビジョン実現のための推進プロジェクトの立ち上げ

上記のくみきビジョン2030の構築に加え、各事業別の事業戦略、新組織体制の検討、営業所の具体的なアクションプランを作成しました。期間としては7か月時間をかけて構築をしました。このプロジェクトで決めたことについては、実際に役員会へ提言し、実行している案件も多数あるようです。プロジェクトメンバーの一人一人が、日々の業務から離れ、わが社に向き合い、事業戦略、中長期計画、アクションプランの作成を通じ、自社で働く意義を見出せたのではないでしょうか。
また、離島を含む各営業所のプロジェクトメンバーが一同に会して会社の将来について本音でディスカッションすることで、会社の理解も深まったのではないかと思います。

くみきビジョン2030の実現のための活動はまだ始まったばかりです。
よって本当の意味でこのプロジェクトの成果が分かるのは先のことだと思います。
その成果を出すためには実践しかありません。
今回のプロジェクトメンバーのみなさまが社員全員にくみきビジョン2030が浸透させ、オールくみきでくみきビジョン2030実現のために邁進することを願ってやみません。

会社プロフィール

株式会社くみき

[ 所在地 ]
沖縄県島尻郡与那原町字上与那原439番地

所在地 沖縄県島尻郡与那原町字上与那原439番地
設立 1971年12月16日
代表者 代表取締役専務 新城 安浩

コンサルタント紹介

山本 剛史
タナベコンサルティング
取締役
ストラテジー&ドメインコンサルティング事業部山本 剛史
村上 幸一
タナベコンサルティング
取締役
ストラテジー&ドメインコンサルティング事業部村上 幸一
高島 健二
タナベコンサルティング
上席執行役員
九州本部長高島 健二
土井 大輔
タナベコンサルティング
執行役員
ストラテジー&ドメインコンサルティング事業部土井 大輔

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