新入社員受け入れ体制作りSTEP1-まだ間に合う!入社前フォローで内定辞退を防ぐ のご案内
“新入社員の受け入れ体制作りの基本”
『STEP1-入社前フォローで内定辞退を防ぐ!』 <vol.1> 2015/12
資料をダウンロードして頂いた皆様に、さらに具体的なノウハウをご覧いただきたく、
4つのステップに分けて毎月メールでお送りいたします。
1カ月目:STEP1
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「まだ間に合う!入社前フォローで内定辞退を防ぐ!」
1.新卒内定者のフォロー
2.内定の振り返りとアドバイス
3.中途内定者のフォロー
2カ月目:STEP2
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「受け入れ体制の基本Ⅰ―社内に歓迎ムードを作る!」
1.役割分担の徹底
2.理念・方針の重要性を認識させる―バックボーンシステム
3ヶ月目:STEP3
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「受け入れ体制の基本Ⅱ―新入社員教育のススメ」
1.OJTのススメ
2.OFF-JTのススメ
4ヶ月目:STEP4
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「来期に向けて‐人事制度の見直し」
1.人事制度とは何か
2.人事制度の見直し方
“新入社員の受け入れ体制作りの基本”
-STEP1「まだ間に合う!入社前フォローで内定辞退を防ぐ!」
採用期間が終わり、内定を出したからといって、全員が必ず入社するとは限りません。
内定者の内定辞退を防ぐために、今回は内定期間中における内定者フォローのコツをお教え致します。
1.新卒内定者のフォロー
(1)懇親会―ヨコのつながりを築く
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まずは、内定者同士の顔合わせのために、内定者懇親会を開催することが必要不可欠です。
懇親会を開催することで、内定者同士のヨコのつながりを築き、仲間意識を持たせることで、内定辞退の可能性を減らすことができます。
ただし、注意しなければならないのは、必要以上に仲良くさせると入社後に学生気分が抜けにくくなる可能性があるため、企業側が運営することで、ある程度の節度を保った懇親会にする必要があります。
(2)書籍の贈呈や入社前研修によるフォロー
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内定期間中に読んで欲しい本や、学んで欲しいことを明確にし、定期的に書籍を読んでのレポートといった課題を出すことで、内定者を事前に一定のレベル感まで引き上げ、入社前の意識づけをすることができます。
さらに効果的なのは、書籍で学んだ事や課題を発表する機会を設けることです。
月に1回、もしくは2カ月に1回程度、内定者を集めて研修を行うことで、ただ集まって楽しいだけではなく、「集まって学びになった」という意識を持たせることができます。
また、研修の中に社内・現場見学を取り入れることで、実際の雰囲気を感じ取ることもでき、入社前と入社後のギャップや不安を解消するきっかけにもなります。
(3)周囲の人たちへのフォロー
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内定辞退の理由として、周囲の人の理解を得ることができなかったというケースがあります。
このケースによる辞退を防ぐためには、内定者自身に説得力を持たせる必要があります。
すなわち、内定者の親や友人、就職課を納得させるだけの魅力を洗い出し、しっかりと伝えることで、内定者自身に自社の良い点や強みを周囲にPRしてもらい、周囲の人の理解を得ることができます。
2.内定の振り返りとアドバイス
(1)内定通知
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内定通知は、直接手渡すことをおすすめします。
なぜなら、直接会うことで、細かい部分の質問を受けることができるからです。
書類を郵送し、メールで「内定通知を送りました」と、連絡するだけでは「一緒に働きたい」という思いが内定者に伝わりません。
また、内定を通知する際には、内定に至った理由を説明し、入社後はどのように働いて欲しいかを伝えるとともに、他社の選考状況は必ず確認する必要があります。
確認事項として以下の項目は必須となります。
①現在は他に何社受けているか
②他社の選考はどの段階まで進んでいるか
③いつまでに結論をだせるか
④自社と選考中の他社の魅力は何か
⑤自身が会社を選ぶうえで最も優先したいことは何か ―など
自社が内定を出した後に、他社の面接などが控えているというのは、非常に不利な状況です。定期的に面談や電話をし、連絡を取り続けることで、つかず離れずの関係を構築することが重要です。
(2)内定式
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内定式を開催する最大の目的は「内定辞退の防止」にあります。
内定式を開催することで「自分が選ばれた」という事実を認識させることができます。
内定式を開催する場合、所要時間を1時間程度とし、緊張感を持たせる方が効果的です。
また、経営者・役員クラスが参加し仕事の厳しさとともにやりがいや面白さを伝えることで、内定辞退の可能性を減らすことが出来ます。
さらに、内定式開会前に人事・採用担当者から社会人としての人間関係を構築する重要性を伝えるとともに、マナーやルール等について指導すると、緊張感を保った上でより効果的かつ印象的な式典を行うことが出来ます。
3.中途内定者のフォロー
中途採用の場合は内定承諾後、早ければ1週間程度、遅くても2~3カ月程度で入社となるため、入社までにあまり時間はありませんが、最低限のフォローはしなければなりません。
(1)入社資料回収時の注意
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書類の回収を郵送だけで終わらせるのではなく、入社後の良好な関係維持のためにも、電話などで連絡を取り、いつでも質問に答えるという関係を築いておくことで、早期離職の防止にもつながります。
(2)コミュニケーション
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中途採用の早期離職に多い理由の一つに、人事スタッフとのコミュニケーション不足が挙げられます。
中途社員の場合は通常入社後すぐに配属部署で勤務するため、会社側(人事部門)との接点が持ちにくく、コミュニケーションが不足してしまいがちです。
中途だからと簡単に済ませずに、しっかりとフォローをしていくことが重要です。
以上、本メールをお読み頂きましてありがとうございます。
内定者のフォローは、内定辞退の防止だけでなく、入社後の定着にもつながります。
今一度自社の内定者フォロー状況を振り返って頂き、本メールのノウハウがご参考になれば幸いです。
次回は、新入社員を受け入れるために、内定期間中に社内で何をやらなければならないのかをお教え致します。
次回もお読み頂ければ幸いです。
本メールをお読み頂いた皆様に、今回は入社前の意識づけや新入社員教育に最適な書籍をご紹介致します。
1章で説明した様に、書籍の贈呈は内定辞退の防止だけでなく、内定者を事前に一定のレベル感まで引き上げることが出来ます。
特に、マナー本や啓発本等は入社後だと日頃の業務に追われてしまい、なかなか手を付けることが出来なくなってしまいます。
入社前の時間的余裕がある時期に読ませておくことで、そのような漏れを防ぐとともに、入社後の教育を効率的に進めることが出来ます。
今回はビジネスマナーや基本的な動作に関する書籍、新入社員としての心構えや生き方を啓発する書籍の2点をご紹介致します。
1.「基本動作ガイド」
新入社員として最も重要である辞儀や挨拶などの「基本的な動き方」は、一朝一夕で身に付くものではありません。
日頃から自分の動作を見直し、繰り返し実行することで定着します。
『基本動作ガイド』は、常日頃から見直すことが出来るようにハンディサイズとなっております。
現場で経営を見ている経営コンサルタントが長年のノウハウを基に作成した基本動作マニュアルは、必ず新入社員のバイブルとしてお役立て頂けます。
2.「伸びる20代の生き方」
20代は今後の生き方を決定する重要な時期であり、仕事において理想と現実とのギャップに悩み苦しむ時期でもあります。
若手・新入社員が自ら「育つ」ためにやらなければならない事を明確にすることで自己啓発を促し、仕事人生の基盤を作り上げるアドバイスをさせて頂きます。
以上の2冊は内定者や新入社員、若手社員の方々はもちろん、どなたが読んでも気づきを得られる内容ですので、上司や先輩社員の新人教育にもお役立て頂けます。
この機会に是非ご検討を宜しくお願い致します。
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