2020.02.12

3

2020.01.28 Tue

DOMAIN&FUNCTION

生産性カイカク研究会

REPORT
視察
講演

01.28 Tue

仕事の「楽しみ方改革」で「働き方改革」を実現

講師沢根スプリング株式会社
代表取締役沢根 孝佳 氏
学びのPOINT

①社員の幸せが最も重要。楽しくないと付加価値を生む面白い「仕事」はできない。働く楽しさを見つけることが結果的に生産性・創造性UPにつながる。
②標準化された量産品製造は画一的。社員が自分で「考えて」モノづくりに熱中できるよう小ロット品の受注にシフト。結果的に顧客数、幅が拡大。創意工夫し、仕事にやりがいを持った社員が増える。
③目指すは「世界最速工場」。小ロットの受注はチームごとに分担し、行程分業化から一人生産完結型にシフト。受注や製造指示を現場で受けるシステムを構築し、リードタイムを短縮。現在は受注してから翌日出荷が可能。
④残業時間(月)4時間56分、有給取得率83%。80%で満足し働く喜び、自己成長を感じる「腹八分経営」を実現。
646_01.jpg

研究のポイント働き方改革の本質は
「働く社員を幸せにする」こと

646_02.jpg
量産品受注型からの小ロット受注割合2割→6割に増加させ、持続性の高いビジネスモデルの変革につながった。社員のワークエンゲージメントを高めることで生産性・働き方改革が促進される好循環となっている。
その原点は、「働く社員を幸せにする」ことであった。
Voice 参加者の声
小ロット生産がメインのため、チームごとの作業に最適化された生産ラインのレイアウトであった。人間力向上にフォーカスしている点は新鮮であった。
卸売業 社長
人間力が業績に関わること、最終的には会社の成長に直結することが納得できた。人間力向上の社内講習や勉強会の内容を参考にしたい。
製造業 幹部
646_03.jpg
NEXT TIME

第4回は、RPA導入支援企業No.1の実績を誇る「キューアンドエーワークス株式会社様」、ボトムアップで業務改善を実現する「ヴァル研究所様」を視察します。