第3回
2019.02.25 Mon
DOMAIN&FUNCTION
アパレルビジネス・
イノベーション研究会
REPORT
第1講
14:00~
「メイドインジャパンを世界ブランドへ」
講師ライフスタイルアクセント株式会社
MD責任者岩佐 彰則 氏
MD責任者岩佐 彰則 氏
学びのPOINT
①大量生産・大量消費の時流の中、効率化やコストカットに重きが置かれ、その煽りを受け続けてきた世界に誇る技術を持った日本の向上と職人たち。同社のブランド「ファクトリエ」はそんな工場とパートナーシップを結び、タブーとされていた生産工場の名前をあえて出し、工場が主役の商品づくりを行う。
②ファクトリエのお客様は、理念に共感してくれる「熱狂的な仲間・同志」。お客様がその商品や商品の裏側にあるストーリーに共感し、思わず語りたくなるようなものづくりを追求している。
③熱狂的なファンをつくるには、自分達も熱狂していないといけない。従業員が仕事を通して自己を成長させていけるような環境を整えている。
Innovation Point主役は工場。職人が誇れる商品を作る
職人達が誇りを持ち、更に自主性が生まれるとともに、より良い商品開発・生産に繋がる。そのクラフトマンシップをファクトリエが伝えることで、日本のものづくりから世界ブランドを作っていきたい。
第2講
15:40~
「JAPANブランドとしての徹底した品質へのこだわり」
講師カイハラ株式会社
代表取締役会長貝原 良治 氏
代表取締役会長貝原 良治 氏
学びのPOINT
①1893年の創業以来、Made in JAPANにこだわり続けてきた。社員も地元地域の人を主に採用している。
②常に新しいモノを開発する為に直接販売先から情報収集やダイレクトマーケティングを行っている。また、「すべては1本の糸の品質から」世界へ通用する品質を守る為、紡績から出荷までの一貫した品質管理を実施している。
③商流はBtoB、ブランディングはBtoC。デニム生地を使った各企業とのコラボレーションアイテム開発により、企業認知度を向上させている。
Innovation Point「世界で戦えるハードが必要」
安定した開発力と高品質で
業界のリーディングカンパニーへ
先を見据えた積極的な設備投資で、生産能力の刷新と生産ラインの省人化を行う。設備能力に余力を持つことで、高い商品開発力と高品質を実現し、生産量で勝る海外のデニムメーカーとは量と価格以外の土俵で戦う。
Voice 参加者の声
常に時代に先んじたマーケティングに基づいた新規事業・新商品の連続の歴史であると感じた。その中で、自動化される合理化を目的とした設備投資など、まさに「設備投資は最大の節税」であることを実感する事が出来ました。
ユニフォーム販売業・常務取締役
感性労働の話がとても参考になった。品質・サービスだけではないコトを生み出していかなくてはならないというのはその通りだと思う。自社でも生み出していけるようにしていきたい。
服飾資材専門商社・営業部長
第4回目は、プラットフォームモデルについて学びます!